玄関の灯りに迎えられ、木の表情にほっと息をつく。
キッチンでは大谷石が静かな存在感を添え、ダイニングには花びらのような灯りが揺れている。
今回のリノベーションでは、「過ごす時間そのものが美しく見える住まい」を目指しました。
素材や明かりの重なりを楽しむリノベーション事例をご紹介します。

和の趣を添え、キッチン
キッチンにはカウンターを設け、腰壁には大谷石を採用しました。
やわらかな質感を持つ大谷石は、どこか懐かしさを感じさせながらも、洗練された印象を与えてくれます。
さらにキッチン横にはパントリーも設置。
生活感を抱え込みすぎず、すっきりとした佇まいを保てるよう工夫しました。


木目や照明との組み合わせによって、和の空気感をまとったキッチンへ。
料理をする時間も、誰かと話すひとときも、自然と穏やかに流れます。
灯りが迎える玄関
玄関に入ると、ほのかな灯りが足元をやさしく照らします。
木目のシューズケースと床材の色合いが美しく重なり、帰宅した瞬間に気持ちがほどけていくような印象に。
主張しすぎない色味と素材選びによって、静かな上質感を演出しています。


毎日必ず通る場所だからこそ、短い時間でも気持ちが整うように。
そんな想いを込めた玄関です。
「見せる収納」が映える洋室

洋室にはアクセントクロスを取り入れ、空間にさりげない個性を添えました。
オープン型のクローゼットは、使いやすさを高めながら、インテリアの一部としても機能するのがポイント。
お気に入りの服や小物が自然と映え、暮らしの景色に彩りを加えてくれます。
光を取り込む、室内窓のある部屋

玄関とつながる部屋には室内窓を設けました。
外から差し込む明かりを取り込みやすくしながら、ほどよく「こもれる」バランスを大切にしています。
読書をしたり、趣味に没頭したり、静かに気持ちを切り替えたり。
誰にも邪魔されない時間を楽しみながらも、家の気配はどこか感じられる。
ちょうどいい距離感が、この部屋には流れています。
花びらのように揺れる灯り


今回の住まいを象徴する存在のひとつが、ペンダントライトです。
風に舞う花びらを思わせるフォルム。
曲線を描くスチール製のシェードが、キッチンとダイニングをやさしく照らします。
昼間にはオブジェのような存在感を見せ、夜には陰影まで美しく映し出す。
灯りひとつで暮らしの表情はこんなにも変わるのか、と感じさせてくれるアイテムです。
素材と灯りが、暮らしの輪郭をやさしく描く
毎日を過ごす家だからこそ、派手さよりも「ふと好きになれる瞬間」を積み重ねたい。
大谷石の質感。
木目のぬくもり。
静かに灯る照明。
差し込む自然光。
それぞれがゆるやかにつながりながら、この住まいならではの空気感をつくり上げています。












