3LDKから、広いLDKのある2SLDKへのリノベーションをご希望された施主様。ご要望は間取りの変更にとどまらず、みどりの多い外の景色をいかに自宅に取り込むかをテーマにされました。
通常のバルコニーですと、室内と室外を明確に区分けしてしまい、一体感が損なわれます。
そこでインナーバルコニーの設置をご提案。
全体的にはブラックウォールナット材でシックな雰囲気にまとめられているリビングを、窓側だけ素材を変えることで、室内ながら広々としたバルコニーにいるような感覚をもたせました。
さらに観葉植物を窓側に配置することで、自然を部屋の中に取り込み、ベランダからの眺望との一体感も演出しています。
窓側のみインナーバルコニー仕様の床に変えている
床材はブラックオールナットの無垢フローリングを採用し高級感を演出、明るさを演出する塗装仕上げの壁面、むき出しの天井と3面異なる色彩、素材を用いながらも喧嘩することもなく、統一感のあるリノベーションが完成しました。
重厚さのある天井とぬくもりのあるフローリングとのコントラスト
キッチンはステンレスキッチンを採用
キッチンはシンク付近だけではなく腰壁まで全体がステンレス製。カウンターを設け家族団らんのスペースにもなっています。
ゆとりのあるキッチンスペースで、料理も楽しくなります
またキッチンの一部の壁や洗面台の造作カウンターの天板はクリア塗装仕上げ。コーティングしたような塗装になっているので手入れしやすく、光沢感が他の素材との差異を見せてアクセントになっています。
寝室側にも採光性の高い窓がある
リビング以外にも回遊性やちょっとした収納に対するこだわりがたくさん見られます。
施主様のアイデアで施工したのは寝室とつながるウォークスルークローゼット。寝室から直行し、身だしなみを整えてからリビングに出られます。毎朝の動線を便利にし、快適な生活空間をもたらしているのです。
便利さのポイントとしては、玄関横の下足棚も見逃せません。タモの集積材のオイル仕上げの下足棚は可動レールの上に置かれており、高さを変えることも可能。シューズ以外にも置くアイテムの高さや量に変えて、フレキシブルに使うことできます。
使いやすさに細部までこだわったお部屋になりました。
石の雰囲気にこだわった独立洗面台はアドヴァンコンクリエイトを使用
寝室へ通じるウォークスルークローゼットは明るく