住まいの印象は、色と光の重なり方で大きく変わります。
今回手がけたのは、ライトなビスケットカラーを基調に全体をまとめた住まい。
室内に入った瞬間、視線を遮る強いコントラストはなく、やわらかな明るさが静かに広がります。

バルコニーから差し込む光は、床や壁にやさしく反射し、時間の流れとともに表情を変えていきます。
日常のひとつひとつが、少しずつ軽やかに感じられる住まいです。
カラートーンを統一し、やわらかな明るさへ

室内全体をライトなビスケットカラーで統一し、落ち着きの中に明るさが感じられるトーンでまとめているのがポイント。
リビングダイニングも同じ色調で設計され、バルコニーからの光が差し込むことで、壁や床に自然な陰影が生まれます。
朝は軽やかに、昼は明るく、夕方にはやわらかく落ち着いた表情へ。
日常の時間そのものが、少し丁寧に感じられるような仕上がりです。
使いやすさを重ねたⅡ型キッチン

キッチンはⅡ型を採用し、作業効率と収納力の両方を意識しています。
対面側にはカップボードと上部収納を配置し、調理動線と片付けのしやすさを両立。
必要なものが自然と手に届く配置にすることで、日々の作業がスムーズに流れていきます。
機能性を整えながらも、全体のトーンはリビングと揃え、統一感を保っているのもポイントです。
それぞれの部屋に設けたオープンクローゼット

2つの洋室にはオープンタイプのクローゼットを設置。
扉で仕切らないことで、視線の抜けと使いやすさを実現しました。
衣類や小物を、すぐに出し入れできる。
クローゼット内をキャンバスのように彩ることもできる。
日々の動作に無駄が生まれにくい設計で、使い方のアイディアが広がります。
細部で印象を変える水回り

水回りもリビングダイニングと同じトーンで統一。
でも、細部に変化を加えています。
洗面所の片側にはヘリンボーン柄のクロスを採用し、静かな中にリズムを生むアクセントに。
浴室は鏡を設けないシンプルなデザインで、余計な要素を削ぎ落としました。
リラックスに集中できるからこそ、大切な場所になっています。

光と色がつくる、穏やかな日常
日々の積み重ねの中でじわりと印象を深めるカラー。
光の入り方、動線の流れ、収納の使いやすさ。
そのひとつひとつが静かに整えられることで、暮らし全体のリズムが自然と整っていきます。

目立たせるための設計ではなく、日常にそっと寄り添う設計。
その積み重ねが、この住まいの「核」になっています。









