ご夫婦お二人と、将来お子様を迎える予定の施主様が選んだのは、自由度の高いマンションリノベーション。
新築マンションでは叶えにくい「暮らしの理想」を形にするため、間取りやデザインにこだわりました。
今回は、ライフスタイルにそっと寄り添う、自由なマンションリノベーション事例を紹介します。
家族の今後が楽しみになる、将来的な拡張性も抜群です。
家族と離れず、集中も可能にするリモートワーク

この住まいの象徴的な特徴は、広々としたLDKの一角にそっと設けられたワークスペース。
LDKの一角に設けられたご主人専用のワークスペースは、背丈ほどの壁でやさしく区切られているのがポイントです。

スタンディングデスクの高さを目線1600mmに設計しているので、まさに「自分だけの仕事スペース」として使えます。
朝の光が差し込む中でのメールチェックや、夕暮れにコーヒーを片手にアイデアをまとめる時間。
家族の笑い声や会話を近くに感じながらも、自分のペースで仕事に向き合える心地よさは、この設計だからこそ味わえるものです。
暮らしに彩りを添える、キッチンパントリー

キッチン横には奥行きのあるパントリーを設置。
天井から壁までダークネイビーで統一し、キッチン側から覗くと、まるで静かな陰影が落ちる小さな舞台袖のようです。
収納力だけでなく、LDK全体に深みを添えるアクセントとしても機能します。

調理道具や食材を美しく整えることで、毎日の家事は自然とスムーズになるもの。
このパントリーがあれば、料理をする時間そのものが少し特別に感じられそうです。
「やってよかった」と施主様が笑顔で語る通り、暮らしの楽しみを増やす工夫が随所に詰まったスペースとなりました。
将来を見据えた柔軟な子ども部屋
玄関側には、間仕切りで2部屋に分けられる子ども部屋を配置しました。
最初は1つの空間として使用しながら、子どもの成長に合わせて柔軟に変化できる設計です。

内装は全体を落ち着いたトーンで統一。
クロスは穏やかなグレー、建具や巾木は黒で引き締め、寝室にはさらに深みのあるダークブラウンのアクセントクロスを施しました。

柔らかく静かな色調は、日常の慌ただしさをそっと和らげ、心を休める時間を演出します。
暮らすほどに安心感と上質さを感じられるこの空間は、家族の成長や生活の一瞬一瞬に寄り添う、まさに「暮らしの贅沢」を実感できる場所です。
施主様からのリアルなアドバイス
実際にリノベーションを経験した施主様は、これから家づくりを始める方々に向けてこう語ります。
「ある程度、どんな部屋にしたいかイメージを固めておくとスムーズです。設計段階では理想にできるだけ近づけて、後から調整する方法がおすすめ。後悔なく進められるので、安心して取り組めました。」

理想をしっかり描き、必要な調整を的確に行うことがポイント。
リノベーションは、「ただ住む場所」を「暮らしを楽しむ空間」へ変える手段です。










