住まいに足を踏み入れたとき。
なぜか、ほっと息がほどける。
その理由は、床にあります。

今回選んだのは、カバザクラとも呼ばれるバーチ材の無垢フローリング。
素足で触れた瞬間に伝わる、しっとりとした質感。
やわらかな色合いの中に走る、繊細な木目。
本物の木の存在感が、住まい全体に静かな温もりを宿します。
ネイビーが映える、洗練のリビング

LDKの主役は、印象的なネイビーの壁。
深みのある色が、バーチの明るさを引き立てます。
ところどころに忍ばせた黒のアクセント。
落ち着きを帯びたタイルの質感。
ナチュラルな素材感の中に、都会的なエッセンスを織り込みました。

甘さに寄りすぎない。
大人の感性に寄り添うバランスです。
廊下で際立つ、木目の美しさ


白い建具とバーチの床。
その組み合わせは、想像以上に美しい調和を見せます。
廊下というコンパクトな場所だからこそ、木目の繊細な表情がより鮮明に映る。
通るたびに、素材の魅力を再発見できる設計です。
仕切らないという選択
LDKと洋室のあいだに、敷居はありません。
間仕切り建具を開け放てば視線はまっすぐ奥へと伸び、のびやかな広がりが生まれます。

閉じれば、静かなプライベートルームに。
暮らしのリズムに合わせて、表情を変える住まい。
その可変性もまた、この住まいの魅力のひとつです。
90度の決断が生んだ、美しいキッチン

キッチンは、もともとの位置から90度転換。
動線を見直し、壁付けタイプへと変更しました。
ブラウンのボーダータイルが、落ち着いた艶を添えます。
料理をする時間までも、絵になる佇まいに。

隣には造り付けの家電収納。
使いやすさと整った印象を両立させました。
毎日を整える、洗面のデザイン

幅90センチのゆったりとした洗面化粧台。
淡い色合いのボーダータイルが、さりげない愛らしさを添えています。
収納力の高い三面鏡は、忙しい朝の頼もしい味方。
機能性とデザイン性、そのどちらも大切にしました。
静けさをまとうベッドルーム

新たに設けたウォークインクローゼット。
そして、天井に選んだグレーのクロス。
視線を上げたときに感じる落ち着きが、眠りの質をやさしく支えます。
控えめな色づかいが、上質な安らぎを演出します。
住まいの印象は、床で決まる
リノベーションを計画するうえで、床材選びは最も大切かもしれません。
視界に入り、肌に触れ、日々を支え続ける存在だから。
もし、長く愛せる住まいを求めるなら、無垢材をご検討ください。

なかでもバーチは、やわらかさと品格を兼ね備えた素材。
暮らしを穏やかに、そして美しく引き上げてくれます。
足元から始まる、新しい毎日を楽しめます。










