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木の輪郭が空間を整える。フレームでつなぐ、住まいのリズム

  • 神奈川県
  • 70平米台
  • マンションリノベーション
Before / 2LDKビフォー
After / 3LDKアフター

この家に足を踏み入れた瞬間、まず目に入るのは木枠の存在。

主張しすぎることなく空間の輪郭をやさしくなぞり、住まい全体に落ち着いた秩序をもたらしています。

境界をつくるのではなく、心地よさをつなぐ

木が描くフレームは、空間を区切るためではなく、心地よくつなぐもの。

今回のリノベーションは、「住まいのリズムづくり」がテーマです。

家中に巡る、やさしい輪郭

この家は、あちこちに木枠の存在が息づきます。

時にはキッチンスペースの輪郭をやさしく縁取り、空間を静かに整えます。

家全体に、静かな拍子が刻まれています

時には天井へと視線を導き、部屋に心地よいリズムを生み出します。

キャットウォークへと続く木枠も、暮らしの延長に溶け込みました。

時間が経つほど、静かな存在感が増していく

部屋の仕切りには、壁ではなくフレームとガラスを。

光や気配をほどよく通しながら、空間同士をゆるやかにつなぎます。

光を受けるたび、表情を変える天井

役割は違っても、木枠が担うのは同じこと。

空間に輪郭を与え、全体をひとつにまとめること。

主張しないからこそ、美しさが長く残ります。

タイル素材を引き立てる、静かな設計

キッチンにあしらったタイルは、色も柄もあえて控えめに。

調理の合間にふと目に入るタイルの表情は、光の入り方や時間帯によって変化します。

背景として選んだからこそ、質感が際立ちます

一枚一枚の質感が引き立つのは、周囲を囲む「木」がやわらかな境界を描いているから。

設備としてのキッチンではなく、空間の一部としてタイルが息づく設えです。

光をやさしく通す扉

空間を仕切るのに選んだのは、透明ではなく、すりガラス。

視線は遮りながら、光と気配は通す。

その曖昧さが、暮らしにちょうどいい距離感を生み出します。

閉じすぎないことで生まれる心地よさ

アクセントカラーの扉に収められたすりガラスは、空間の表情を変える装置です。

ガラスの模様が少しだけ光の風味を変え、家の隅々まで届けます。

飽きない理由は、静かな美しさ

時間とともに深まる住まい。

流行に寄りすぎないこと。

強い個性を押し出しすぎないこと。

木枠のラインと素材の設えが、この家を「長く愛せる場所」にしています。

水回りは使いやすさと明るさを意識
木の温もりが家全体に伝わります

暮らしが重なり、傷や色の変化さえも、家の表情になっていく。

未来までを見据えたリノベーションが完了しました。

完成は始まり。ここから、暮らしが育っていく

リノベ情報

  • 神奈川県 / マンションリノベーション
    77.44m²(施工面積:77.44m²)
    2LDK → 3LDK
    フルリノベーション
  • リノベ費用:(一部リノベ)786万円(税込)
※リノベ費用は施工当時の価格です

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