家の中で、私たちは多くの時間を「探す」ことに費やしています。
カバンはどこ?
今日はどの靴?
キッチンのあの調味料は?
その小さな積み重ねが、毎日を少しだけ忙しくする。

だからこそ、今回のリフォームでは「必要なものは必要な場所に」をコンセプトに。
動きに無駄のない住まいが、心地よい暮らしを支えていくーー。
そんな、「答え」を求めた住まいづくりが始まりました。
玄関から始まる美しい所作。2つの回遊型クローゼット
シューズインクローゼットは、玄関と生活をつなぐ「準備のステージ」へ。
外と内の境界にあるこの場所が、身支度のリズムそのものを整えてくれます。

大容量のシューズクローゼットは、靴以外のアイテムも豊富に収納できるサイズ。
なんと、隣のウォークインクローゼットにもつながっています。
カバンや冬用コートも、帰宅してそのまま「定位置」に置けるのがポイントです。

行き止まりではなく、流れをつくる。
日々の外出が、少しだけ優雅に始まります。
家の中心にある、誰もが集まるキッチンへ
以前は少し心細かった調理スペース。
新たにカウンターを備えたことで、まるで毎日が「おもてなし」の舞台になったみたい。
充分な作業スペースがあるから、いつだって慌ただしさとは無縁です。

いつものランチも。
特別な日のディナーも。
ふと視線を上げれば、家族や友人との会話がすぐそこに。
この場所が、暮らしの中心になっていきます。

キッチンとパントリーの回遊路も完備
料理も片付けも、美しく効率的に。
キッチンとパントリーが、一筆書きのようにつながるデザインです。

「準備 → 調理 → 収納」。
すべてが最短距離で完結。
動くたびに世界が整っていく感覚を、暮らしの中にそっと取り入れてくれます。

料理も家事も、もっと軽やかに、もっと自由に。
食材の買い出しまで楽しくなりそうな、リノベーションができました。
木の温もりとともに続いていく、便利な暮らし
ひとつひとつの動線を整え、必要なものが自然と手の届く場所にある。
そんな機能美のなかで調和するのは、「ウッド」の優しさです。

キッチン、クローゼット、玄関。
視線の先に木目があるだけで、心はふと安らいでいく。
手ざわりの温かさは、これからの暮らしを静かに支えてくれるはずです。


この家は、まだ生まれたばかり。
住む人の色に染まりながら、もっと美しく育っていくでしょう。
便利で、でもどこかほっとする。
そんな暮らしの、幕開けです。










