小さな命を迎えた日、暮らしの景色はそっと色を変えはじめました。
「この子が成長していく時間を、どんな家で包もうか。」
そんな問いかけが、ご夫婦を「家づくり」というステージへと導きました。

賃料を払い続けるより、自分たちの未来へ投資したい。
――そんな想いから、リノベーション計画が動き始めます。
3人で過ごせる広い部屋が、将来は個室に変わるかも
3人仲良く過ごしたいから、全員でたっぷり使える広い空間を確保。
でも、バルコニー側の明るいスペースは「可変する部屋」になっています。

将来、間仕切り壁や建具を加えるだけで、お子さまの個室を作れるのがポイント。
目覚めるようなブルーのアクセントクロスを入れていて、気持ちもさらっと爽やかになります。
暮らしを軽やかにする、便利な動線と収納設計


大きくて持て余していた廊下は、動線をそっと変えて整理整頓。
必要以上の空白を削って広がった壁面に、収納をぎゅっと詰め込みました。
これで、大人の趣味道具も子どものおもちゃも、何でも気軽に収納できます。
家族の成長に合わせて物が増えても、安心ですね。

リビングの一角には、大型ウォークインクローゼットも完備。
出入りしやすいからこそ、リビングの片付けもはかどりそう。
季節の移り変わりと共にやってくる衣替えも、家族みんなで楽しくできそうです。
ほっと一息つける場所づくりも大切に
キッチンの背面には、既成のカップボードではなく、作業台を。
実はこれ、お子さまが勉強できるスペースに変化します。


カウンターの高さに合わせているので、調理スペースとしても便利。
食事をつくる気配と鉛筆の音が、心地よく重なる未来が思い浮かびます。


物件購入時からあった出窓は、造作ベンチへと姿を変えました。
腰かけて本を読んだり、日差しの中でぼんやり過ごしたり。
家族それぞれが「自分の時間」を楽しめる、小さな特等席になっています。
成長とともに変わる、しなやかな住まい
ご夫婦の想いと未来へのまなざしを形にした、世界にひとつだけの住まい。
それは「暮らすための家」ではなく、「家族の物語を育てていくための家」なのです。

なんだか10年後が楽しみになるような、そんなお家になりました。










