上質さと柔らかさが共鳴する、暮らしに寄り添うリノベーション
新婚ご夫婦が思い描いたのは、老後まで心地よく暮らせる住まいの物語。
選んだのは、築10年の70㎡の築浅マンションです。

光が差し込むリビング、心地よく調和する素材、そして家族の時間を彩る空間設計――
この家は単なる居住空間ではなく、日常にささやかな贅沢と安らぎをもたらす場所となりました。
飾り棚やタイルが映える、特別なキッチン
ご夫妻の心を最も惹きつけたのは、二人で料理を楽しむキッチン。
従来の壁付きI型キッチンを開放感あふれるL型対面キッチンへ、大胆に変更しました。

基本は、白を基調としたシンプルなデザイン。
でも、飾り棚やタイル貼りのアクセントが、まるでモデルルームのような雰囲気を演出しています。

明るく開放的で、家族の時間が自然と集まる空間になっているのもポイント。
食事の香りと会話が自然に広がり、家族みんなを包み込んでくれそうです。
未来を見据えた間取りに変更
将来お子さまが増えた際には、子ども用に部屋を分けられる設計を採用。
壁や建具の位置を工夫すれば、2部屋に分割したいときもスムーズです。

今はゲストルームとして機能するこの部屋も、数年後には笑い声や学びの時間に満ちた子ども部屋に変わります。
家族の物語をそっと育む、未来が楽しみになるようなリノベーションになりました。

既存の魅力を活かす、賢い設備計画
設備面でも、工夫が光ります。
洗面室やユニットバスは築浅の美しさを活かし、位置はそのままに。
その分、壁や床が柔らかなグレージュベースになるようリノベーションしています。

フルリノベーションを前提にするのではなく、既存の良さを活かしながら、こだわる部分にしっかり予算をかける――
コストパフォーマンスにも優れた、バランスのよいリノベーションになりました。

暮らしの一瞬一瞬を特別にする住まい
新しい生活が始まるこの場所には、家族の笑い声、会話、日常の小さな喜びが集まる空間があります。
光が差し込むキッチン、温かみのある明るいカラートーン、そして機能性と美しさを兼ね備えた設備。
ここで過ごす一瞬一瞬がかけがえのない思い出となり、家族の物語を少しずつ紡いでいくことでしょう。











