今回のお住まいには、ご夫婦と2人のお子さまが暮らしています。
リノベーションの目的は、「家族みんなで過ごす広いリビング」と「和の心地よさ」の実現。

こだわりの設計にしたことで、料理をしながら家族と会話を楽しむ時間や、子どもたちの遊ぶ姿を見守る時間が生まれています。
日常の何気ない瞬間が、ここで特別な時間に変わる。
そんな「和」リノベーションに込められた工夫をご紹介します。
どんな用途にも対応できる和室を完備
リビングに隣接する和室は、何にでも使える多目的ルームとして設置。
お昼寝の時間には、柔らかな畳の感触がお子さまをやさしく包みます。

来客時には、ゲストルームとして心地よく使えるのもポイント。
家族の日常と特別なひとときの両方に寄り添います。
和室の床には、厚さ15mmのリノベーション畳を採用しました。

フラットな設計にすることで、空間の広がりと居心地のよさを最大限に確保しています。
「つまづかない」「転ばない」工夫は、小さなお子さまへの想いでもあります。
光や風が自然に流れ込む和室は、家族の笑顔の拠点になっていくでしょう。

キッチンとダイニングの一体感で広がるリビング
キッチンの位置を大幅に変更し、ダイニングテーブルとのつながりを実現。
キッチンとダイニングの距離が縮まったことで、料理をしながら家族との会話を楽しむ時間が生まれます。

お子さまが勉強や遊びに集中している姿も、キッチンに立つ保護者の目に届くので安心。
反対に、お子さまにも「家族がいつも近くにいてくれる」感覚が伝わります。
リモートワークに対応した、機能的なプライベート空間
ご夫婦ともにリモートワークであることを考慮し、プライベートな作業スペースを確保。
外国語講師をしているご主人さまが使用することを前提に、遮音性の高い書斎を作りました。
オンラインミーティングや講義の多い日でも安心です。


また、奥さま用のワークスペースは、リビングの一角に。
家族の気配を感じながら、仕事に集中できる環境を整えています。
玄関から収納まで、暮らしやすさへのこだわり

玄関土間は広めに設計し、ベビーカーを置ける十分な広さを確保。
さらに大容量のファミリークローゼットを備え、収納を1ヵ所にまとめました。


外出の準備も帰宅後の片付けも、慌ただしくならずに自然と流れるように設計。
玄関からリビングへ、収納から各部屋へ――。
動線全体が計算され尽くした設計は、暮らしのストレスを最小限に抑え、心地よい日常をサポートします。
和の美しさと現代性の融合
畳、障子戸、縁側コーナーなど、「和」のこだわりをたっぷり取り入れたリノベーション。
ただ美しいだけではなく、「暮らしやすさ」と「心地よさ」を兼ね備えた住まいが完成しました。
この家のどれもが、静かで上質な時間をもたらします。

家族が集い、遊び、仕事をし、くつろぐ。
そんな日常の一瞬一瞬が、この空間で特別なものに変わっていきそう。
現代的な和リノベーションで、家が見違えるように明るくなりました。











