フレンチシェフであるご主人たっての希望で、キッチンに力を入れたリノベーション。
ただキッチン設備を強化するだけでなく、「人と人の交流」が生まれるオープンなスペースになっています。
今回は、家族の時間と美食がつながる住まいにする――そんなリノベーション事例を紹介します。
本格的なキッチンが暮らしの中心に

ご主人のご希望で、幅2400のステンレスキッチンと業務用冷蔵庫を設置。
まるでプロが使う厨房のような、本格的な設備が揃いました。
毎日の食事作りから本格的なお料理まで対応できるキッチンは、「今日何を作ろうかな」の想像力も刺激してくれそう。

また、リビング、ダイニング、キッチンの間には仕切りをなくし、一体化させたフロアとなりました。
木の温もりを感じるフローリングと、コンクリート躯体の無機質な壁面が織りなすコントラストは、空間に独特の表情を与えています。
広々とした自由な居場所だからこそ、家族の時間が自然に交差する動線になっています。
窓から柔らかな光が差し込むリビング

リビングルームは、家族の時間が自然に集まる空間として設計されています。
窓から柔らかな光が差し込み、昼は明るく開放的に。
夜は暖色系の照明が落ち着いた雰囲気を演出します。

アンティーク調の家具ならではの無機質さと壁面とのコントラストが、空間に奥行きを与えているのもポイント。
まるで落ち着いたレストランやカフェのような温かみが漂うリビングダイニングが完成しました。

また、リビングからはお子様たちの様子を確認できるように室内窓を設置。
お子様の成長を家族みんなで暖かく見守れる、ほっこり空間になっています。
子どもの変化に寄り添う部屋づくり
子ども部屋は、兄妹で仲良く使うひとつの空間に。
ですが、将来の成長に合わせて壁で仕切り、2つの個室に変えられる設計になっています。

ただの部屋ではなく、学び、遊び、眠り、夢を育む「自分だけの場所」。
光の入り方や家具の配置ひとつで表情を変える空間は、子どもたちが成長するたびに、新しい発見や楽しさを教えてくれる舞台です。
家族と子どもたちの未来が楽しみになるような、希望に満ちた空間になりました。
古さを活かし、新しさを添える
躯体をあえて露出させ、壁を抜く大胆なデザイン。
中古物件の持つ味わい深い風合いを残しつつ、新しい価値を吹き込むことで、古さと新しさが共鳴する唯一無二の空間が生まれました。

リノベーションの醍醐味は、住む人の個性や暮らし方を映し出すこと。
ここには、フレンチシェフのプロのこだわりと、家族が自然に集う温かさが共存しています。
完成したお部屋は、日常が少しだけ特別に感じられる、特別な場所と言えそうです。










