この住まいが大切にしたのは、「どれだけ部屋をつくるか」ではありません。
どう暮らすか。
暮らしの流れをどう描くか。

動線、機能性、そしてペットと共に過ごす日常。
それらすべてを丁寧に重ね合わせ、ベーシックでありながら、どこまでも開放感のある住まいが生まれました。
数字以上の広さを生む、玄関に作った「ゆとり」
扉を開けた瞬間、まず感じるのは、空間の「ゆとり」。
玄関には、帰宅後の手洗いやペットの水汲みなどにも使える廊下手洗いを設えました。

最小限に抑えられがちな玄関や洗面のスペースも、既存の壁をあえてセットバック。
視線が伸び、気持ちまでふっと軽くなる設計です。

生活リズムの違いに、やさしく寄り添う間取り
在宅ワークが増え、仕事の時間帯も全く異なるご夫婦の暮らし。
互いのリズムを尊重しながら、ストレスを溜めない動線と配置を考え抜きました。

その結果生まれたのは、将来の子ども部屋まで見据えた3つの個室。
プライベートと共有空間が自然につながります。

視線と会話が交わるキッチン
キッチンは、リビングダイニングを一望できる対面式に。
床を上げることなく配置転換を実現するため、事前の配管調査と設計を綿密に行いました。
大きなカウンターがLDK全体に一体感を生み、料理をしながらの会話にも便利です。

リビング奥の壁には、壁掛けTVやキャットウォークにも対応できる下地を。
「今」だけでなく、「これから」の暮らしまで静かに支えます。
ペットも家族。だからこそ、動線に意味を持たせる
ペットと快適に暮らすために、床材・建具・動線をひとつずつ丁寧に選びました。
フローリングは、機能性を重視。
建具にはペットドアを設け、行動範囲と暮らしやすさのバランスを整えています。

人と動物、どちらの生活にも配慮する気持ちが日常にやさしく溶け込みます。
静けさをつくる、収納という緩衝帯
大型のウォークインクローゼットは、個室と個室の間に配置。
収納でありながら、音や気配をやわらかく受け止める「緩衝帯」としての役割も果たします。


機能を重ねることで、暮らしはより静かに、快適に。
使うたびにうきうきするような、我が家だけの収納空間が完成しました。
シンプルだからこそ、長く愛せる
2トーンの木目と白壁で構成されたインテリアは、主張しすぎず、飽きのこない佇まい。
暮らしが変わっても、家族が増えても、ペットとの時間が深まっても。
この住まいは、その変化を受け入れながら、ずっと心地よく在り続けます。


機能とやさしさが、静かに寄り添う。
そんな住まいを実現したリノベーションです。



