住まいを3LDKから2SLDKへ。
その背景にあったのは、「外の景色を暮らしの一部として迎え入れたい」という想いでした。

リノベーションは、部屋の中だけで完成するものではありません。
たっぷりの緑を取り入れる窓と暮らす。
外の存在感をもっと身近に感じられる住まいになりました。
内と外の境界をほどく、インナーバルコニー
室内と屋外が分断しないために採用したのが、インナーバルコニー。
ブラックウォールナットでまとめたシックなリビングに対し、窓際だけ素材を切り替えます。
結果、室内にいながら外に近い感覚を得られるようになりました。
視線は自然と窓へ向かい、光と緑がやさしく室内へ溶け込みます。

窓辺には観葉植物を配置する予定。
ベランダ越しの景色と室内のグリーンが呼応し、内外の距離を感じさせません。
時間帯によって変わる光の表情が、日々の暮らしに静かな変化をもたらします。
素材の切り替えが生む、奥行きのある表情

床にはブラックウォールナットの無垢フローリングを採用。
明るさを引き立てる塗装仕上げの壁。
躯体を現した天井。
異なる素材を用いながら互いを引き立て合い、住まい全体に統一感をもたらしています。
家族の時間が自然と集まるキッチン

キッチンには、ステンレス素材を採用。
シンクまわりにとどまらず、腰壁まで同素材で仕上げることでシャープな印象にまとめました。
また、カウンターを設けたのもポイント。
料理をする人と食卓に集う家族の距離も、自然と近づきます。

キッチンの一部壁面や洗面台の造作カウンターには、クリア塗装を施しました。
コーティングのような仕上がりは手入れがしやすく、やわらかな光沢をもたらします。
動線が整える、毎日のリズム

寝室には採光性の高い窓を設け、朝の光が穏やかに差し込みます。
施主さまのアイデアから生まれたのが、寝室とつながるウォークスルークローゼット。
目覚めてそのまま身支度を整え、リビングへ。
無理のない動きが、朝の時間を心地よく整えます。


使い勝手を支える、見えない工夫


玄関横には、タモの集成材を用いた下足棚を設置。
オイル仕上げの棚板は可動式で、高さや用途に応じて柔軟に対応できます。
靴だけでなく、趣味の道具も収納できる設計です。
細部まで行き届いた、暮らしのかたち


石の質感にこだわった独立洗面台には、アドヴァンコンクリエイトを採用。
目立つ部分だけでなく、日常の所作に寄り添う細部まで丁寧に整えられた住まい。
景色とともに暮らす。
この家ならではの魅力が、静かに息づいています。
景色とともに、暮らしが整っていく住まい
間取りを変えることは、暮らし方を見つめ直すことでもあります。
窓辺に広がる眺めを日常の中へ引き込む。
素材の切り替えや動線を工夫する。
キッチン、収納、洗面まわりに至るまで、使い勝手と佇まいの両立が細やかに考え抜かれています。

外の景色と室内が緩やかにつながり、時間帯や季節によって表情を変える住まい。
何気ない日常の一瞬一瞬が、静かに満たされていく。
そんな感覚をもたらすリノベーション事例です。











