ふと見上げた瞬間、心がほどける。
この住まいの主役は、天井に広がるレッドシダーです。
ウッドデッキにも用いられることの多いその木材を、あえて天井へ。
無機質なクロスでは決して生まれない、やわらかな陰影がリビングを包み込みます。

リゾートのような空気感を目指しながらも、決して派手に走らない。
穏やかで上質な佇まいを丁寧に重ねていきました。
耐久性、断熱性、耐水性。
見た目の美しさの裏側には、住まいとしての確かな性能が息づいています。

触れても、眺めても、長く寄り添える。
そんなリノベーション事例をご紹介します。
木と黒が描く、静かなコントラスト
天井のレッドシダーに呼応するように、無垢材のフローリングが足元を支えます。
そこへ合わせたのは、黒の造作ドア。
あたたかみのある木の質感と、引き締まったブラック。
やさしさの中に輪郭を作り、全体の印象を凛と整えました。

さらに、造作棚はレッドシダーと調和する色味に調整。
素材同士が響き合い、統一感のあるインテリアへと昇華しています。
光を「迎えにいく」間取りへ
以前のリビングは、バルコニーに面していない位置にあり、明るさに課題がありました。
そこで、発想を転換。
横に広がる構成から、縦へと伸びるリビング&キッチンへ再編成しました。

バルコニーに面した部屋をリビングへ。
それだけで、日差しの入り方が大きく変わります。
朝の光も、午後のやわらかな明るさも。
暮らしのへ自然に溶け込むようになりました。
会話が生まれるキッチン

キッチンとリビングの間には、造作カウンターを設置。
料理をしながら交わす言葉。
グラスを片手に並んで座る時間。
ただ家事をするだけの場所でなく、自然と人が集まる場所へと進化させました。

カウンター下部は、収納として活用できるのもポイント。
リビングの造作棚と連動させ、見せる収納と隠す収納をバランスよく配置しています。
細部に宿る、暮らしへの配慮

個室には、ウォークインクローゼットやクローゼットを新設。
洗面台はタイル張りで仕上げ、さりげない華やぎを添えました。
浴室には質感の高いパネルを採用し、落ち着きある表情にしています。


毎日の身支度が少し楽しみになるように、目立たない部分にこそこだわりを。
その積み重ねが、住まい全体の完成度を引き上げます。

木のぬくもりとともに暮らす
レッドシダーの天井から始まった今回のリノベーション。
素材の力を信じ、光を迎え、家での時間を育てる設計へ。
日々を重ねるほどに、愛着が深まっていく。
そんな住まいが、ここに生まれました。











